契約社員などの非正規雇用を人事採用担当者としては薦めません
『この求人どう思う?』
私が周囲に人事採用担当者であることはバレていますのでイロイロ相談されます。
その中で求人関係の質問は多いです。
『この求人どう思う?』は非常にスタンダードな問いです。
この場合絶対に確認しているポイントがあります。
正規雇用(正社員)か非正規雇用(契約社員)かです。
非正規雇用(契約社員)の場合、それだけで『やめた方がいいと思う』と伝えています。
なぜ非正規雇用(契約社員)はやめた方がいいのか
理由は簡単です。
私だったら嫌だからです。
重要だと思いませんか?
人事をそれなりに経験している人間が『嫌だ』と表現しているんですよ。
働くにあたって良い条件ではないと思っています。
なぜ非正規雇用(契約社員)を企業側は採用するのか
働くにあたり良い条件ではない理由は企業目線で考えるとわかりやすいと思います。
企業側がなぜ非正規雇用(契約社員)を雇用するかはメリットが大きいからです。
オブラートに包まず本音をお伝えします。
安価で調整しやすい労働力です。
安価というのは単純に支払う賃金が正社員よりも低いことを示しています。
基本給は大抵正社員よりも少なく設定しています。
仮に基本給に差がなくても賞与で差がつきます。
賞与支給の基準が低い場合が多いです。
昇給に関しても正社員より低いでしょう。
場合によっては昇給がないとか昇給上限があるなど正社員と比較すると条件は劣ります。
更に労働契約期間に定めがある契約内容です。
昨今は5年継続して雇用した場合無期雇用に変更できますが、それが故に雇い止めが発生するなどの事件も起こっています。
また注意が必要なのは無期雇用に変更できても正社員なれる訳ではありません。
労働契約内容は変更されていない場合が多いでしょう。
基本給が低く、賞与も低い、昇給も厳しい条件は変わりません。
非正規雇用(契約社員)の表に出ない問題点
私は更に大きな問題が別にあると思っています。
ビジネスパーソンとしての成長が見込めないことです。
業務内容には単純作業や指示待ちが多く、自ら考えて行動することに恵まれないでしょう。
特に若い世代に場合年相応の各種ビジネススキルが身につきません。
企業側も人材能力開発などは正社員を優先します。
それ以外は後回しになる場合もあります。
それにより単純作業や指示されたことしかできないビジネスパーソンになってしまいます。
こうなってしまうと非正規雇用(契約社員)以外で働くことができなくなってしまいます。
かく言う私は中途採用において正社員で働いたことのない若年層は書類選考の時点で不採用にしています。
基本スキルがない中途社員を採用して育てる余裕はなかなかありません。
新卒を待って育てます。
その方が手間もかかりません。
正社員の経験がないのに正社員で採用する企業は新卒採用をしていない企業でしょう。
残念ながら背に腹はかえられぬくらいの人手不足な状況なのでしょう。
ビジネスパーソンとしての基本ができていない状況でそれを乗り越えられるかは疑問です。
これが現実です。
非正規雇用(契約社員)をお勧めしないことについてのまとめ
少し厳しい表現も致しましたが非正規雇用(契約社員)をお勧めしない理由が伝わったでしょうか。
就職活動や転職活動があまりうまくいかず『とりあえず非正規雇用(契約社員)で手を打っておく』。
気持ちはわかりますが、一度非正規雇用(契約社員)に身を置くと抜け出しにくいのも現実です。
特に転職をする場合は正社員にこだわることをお薦めします。
『とりあえず非正規雇用(契約社員)で手を打っておく』という状況にならないように次の職が決まっていないのに退職することもお薦めしません。
(それに関してはこちらに詳細を記載しています)
最後にもう一度記載いたしますが、中長期的視点で正規雇用(正社員)にはこだわったほうが良いと思います。


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