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一企業の人事担当者の2019新卒採用振り返り

人事担当者向け

一企業の人事担当者の2019新卒採用振り返り

企業の人事担当者として2019年新卒入社採用を振り返りたいと思います。

現在2018年6月末です。

まだまだ新卒採用真っ最中の企業もあるとは思いますが、一度立ち止まって振り返りたいと思います。

企業の人事採用担当者向けの振り返りです。

大手求人媒体の提供する情報とは少しずれると思います。

なぜならば大手求人媒体の提供する情報は上位校の優秀層が大企業に入社するための就職活動情報という要素が少なからず含まれているからです。

上位校の優秀層をターゲットにしていない人事採用担当者の割合が一般的には非常に多いはずなのに、情報量は反比例しているという苦言は呈しておきます。
詳細な苦言はこちらに記載していますのでご参考に

振り返っていきましょう。

新卒採用広報活動解禁前

具体的には2018年3月1日よりも前の段階です。

リクナビやマイナビが解禁される前という表現もできるでしょうか。

例年よりも学生の動きが活発でした。

イベントなどでは上位校の優秀層以外の学生も多く見かけました。

インターンという名の会社説明会、業界研究会が多く開催されていました。

参加する企業も例年では見かけないような企業が参画していました。

明らかに早期化が進んでいたと思います。

オブラートに包まずに本音をお伝えすると学生の質はいいと思います。

ABCDEでランク付けをするとAランクやBランク学生がゴロゴロいる印象です。
(大学のABCランクではなく学生のABCランクです)

逆にDランク学生は少ない印象です。

特にターゲッティングするべきは男子学生のBランクでしょう。

男子学生のBランクの絶対数は少なくこの時期に接触しておきたい層です。

この後の時期では発生頻度が低くなる一方で、企業数が増えるので競争が激化します。

インターンに参画していない企業はこの後苦戦を強いられることになった印象です。

3月1日以降の学生の動きが鈍く、学生との接触に苦労した企業が多いのではないでしょうか。

3月1日以前が2019年入社新卒採用に関しては主戦場だったのかもしれません。

新卒採用広報活動解禁日以降 3月

3月は大きく二つに分かれた印象です。

序盤戦は例年通りだったと思います。

各イベント全体の動員数も体裁は整っていたと思います。

一種のイベントでもあり3月上旬は盛り上がったと思います。

一方で3月下旬は学生の動きが鈍くなったと表現されます。

エントリー数が伸び悩み母集団形成に四苦八苦した企業も多かったと思います。

例年はこの時期(3月下旬)まで企業研究などをしている学生がある程度いたはずです。

しかしながら新卒採用広報活動解禁前にある程度の企業と接触している学生が絞り込みを終えてしまったと推測しています。

また3月1日の就職活動解禁日から活動しているような学生はややレベルが低い(DランクやEランク)学生が多く存在します。

DランクやEランクの学生はそこまで真剣に企業研究などは例年しません。

自分自身の視野の中で業界研究等をする層です。

Dランク、Eランクの学生の動きは例年通りなのです。

Bランク以上の学生の就職活動初動が早かったことが3月下旬に企業が学生と接触することに苦労した一因だと推測しています。

インターンに参画していない企業が苦しいのはこういった部分でしょう。

この時期は3月1日以前に接触したBランク以上の学生と接触を重ね志望度を上げる時期とするのが良かったのでしょう。

一方で採用に関して数が必要な企業は3月下旬に打ち出していた施策は前倒しして3月上旬に資源(ヒト・カネ・時間)を集中投下するべきだったのでしょう。

新卒採用広報活動解禁日以降 4月・5月

4月は学生の選考時期だったのではないでしょうか。

恐らく4月辺りは早期に新卒採用活動をしていた企業の選考時期だったのでしょう。

6月から選考ですと言っている企業も水面下で接触している時期です。

そのためイベントなどの学生数はかなり厳しい状況だったと思います。

新たに接触できる学生は少なかったのではないでしょうか。

一方で5月は少し持ち直してきた印象です。

4月・5月で内定を得て就職活動を終了した学生も一定数います。

その動きはCランク・Dランクの学生が多いと思います。

Cランク、Dランクの学生はある程度納得していれば就職活動を続けることを嫌がります。

この層は水面下で死闘が繰り広げられてる人気企業の就職活動にはあまり参加しないと思われます。

いや、一度は参加するのでしょうしかし厚い壁に跳ね返されて

『ここまでやってられない』
『どうせ受からない』
『私には向いていない』

こんなコメントを胸にしまい込む時期だと思います。

別にそれが悪いとは言いません。

そこがゴールではなく入社後が本来の戦場です、そこで力が発揮できればよいと思います。

だからこそ、ある程度の数を確保しなければならない企業はこの時期にCランクをしっかり確保しておきたい時期です。

採用に数を求めている企業はこの時期の状況で着地点が見えてしまう時期でもあります。

成功か失敗かがですね。

 

しかし内定を得ながらも就職活動を続けている学生もまだまだいた時期です。

そういった層はBランク以上の学生が多いでしょう。

このタイプで狙うべきは職種は絞っているが業種を絞っていない学生だと思います。

企業の採用担当者としてはこういった学生をしっかり惹きつけることが求められる時期です。

企業側からすると会社説明会の動員人数が少なくてどうしてもモチベーションが上がらない時期ではあります。

そんなモチベーションですから会社説明会も初期の頃よりも雑になりがちです。

しかしながら前述のBランク以上の学生は説明会の動員人数なんて気にしていません。

自分ひとりでも構わないはずです。

なぜならあなたの企業に興味があってどんな企業がを聞きに来てくれているからです。

自分以外の学生が何人いるかなどはどうでもいいのです。

自分以外の学生が何人いるかを気にするのはBランク以上の学生ではありません。

企業としてはこの時期は隠れているBランク以上に刺さるような接触が必要だと思います。

 

逆に複数の内定をもらいながらも就職先を決めるという決断ができない層もいます。

選考中はBランクの学生でしょう。

しかし決断できない学生という時点でCランク、Dランクへの格下げが必要だと思います。

印象が良く、人当たりがよい、運動や学業で努力もして来た

こんな学生だとは思います。

しかしながら社会に出てから決断力のなさは致命傷だと思います。

恐らく自分自身で何を重要視してどうやって就職先を決めるかが定まっていないのでしょう。

学生としては優秀だと思います。

言われたことはできる、予想される範囲内ではよいパフォーマンスが出せる。

しかし就職活動と答えのない局面で右往左往している。

恐らく既存の枠組みやルールの中で規律的な行動ができると思いますが、30代前後で特徴のない『帯に短し襷に長し』という使い勝手の悪い主体性のない社員になっているでしょう。

こういった学生は選考中は非常によく見え、企業としては追いかけてしまいそうです。

特にこの時期に接触できると他にDランク、Eランクの学生が多数いるので魅力が増します。

そしてこの層は早期退職の予備軍にもなりえます。

就職活動中に複数の企業から内定がでていますので転職市場でも内定が出るだろうと安易に考えて早期退職するリスクがあります。

この時期に手を出す層ではないと思います。

もう少し早い段階で接触してこちらから促し、自分で決断できる力を醸成することができたのであれば採用すべきレベルだと思います。

まとめ

2019年入社の新卒採用は例年よりも厳しいです。

恐らく新卒採用担当者の総意でしょう。

例年以上に必死に取り組んでなんとか前年並みもしくはやや下回る結果だと思います。

少しでも手を緩めると瞬く間に成果が落ちる。

残念ながら新卒採用担当者以外には伝わらない表現かもしれませんね。

もうひと踏ん張りして、もうひと段落したら2019年新卒採用の全体を振り返りたいと思います。

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