PR

高校生就職活動『1人1社』制度見直しに関して

人事担当者向け

高校生就職活動『1人1社』見直しに関して

私は以前から『1人1社』制度の見直しには大賛成です。

それを前提として2020年2月時点の情報を基に少し御意見申し上げます。

2020年2月になぜ『1人1社』見直しが話題になったか

2020年2月、高校生の就職活動において『1人1社』制度の見直しが新聞やwebで取り上げられました。

以前からこの問題は度々話題になっていました。

そんな中、文部科学省と厚生労働省が2020年2月10日に取りまとめた報告書を発端にこの時期に話題となりました。。

慣行(『1人1社』制度)は多くの関係者に支持されているとしたうえで、生徒の選択肢を広げるために「毎年度必要な見直しを行っていくことなどが求められる」としました。

これを度内にも都道府県や関係団体に報告書を送るそうです。

これに対して私は幾つかポイントがあると思っています。
①慣行(『1人1社』制度)は多くの関係者に支持されている
②生徒の選択肢を広げるために見直しを求める
③都道府県や関係団体に報告書を送る

ひとつづつ掘り下げていきます。




ポイント①慣行(『1人1社』制度)は多くの関係者に支持されている

これまでも何度も話題・課題になってきたのに現行の制度が変わらない原因の一番はここだと思っています。

多くの関係者が一体どの程度なのかは置いておいて、少なからず関係者に支持されています。

これは事実だと思います。

私なりの言葉で本音で言い換えると支持している関係者は

・学校推薦である程度の質と量の学生を確保できる、ある程度名の知れた企業関係者
・学校推薦である程度の質と量の学生を、ある程度名の知れた企業に就職させることができる学校関係者
・学校推薦である程名の知れた企業に就職できる、学校での評価(成績)がある程度高い学生の関係者

多くの関係者というのは上記のような関係者だと思います。

私は別にこれを全面否定はしません。

企業、学校、学生、三方良しの仕組みだと思っています。

『ある程度名の知れた企業』はこれまでの企業努力があります。

『ある程度評価(成績)の高い学生』は日々の努力が積み重ねられています。

努力の結果として当然の権利だと思います。

ポイント②生徒の選択肢を広げるために見直しを求める

しかしながら、ポイント①に該当しない学生も一定数います。

その一定数の学生にとっては『1人1社』制度はマイナスに作用しています。

ポイント②の『生徒の選択肢を広げるために見直しを求める』はポイント①で漏れた学生です。

厳しい言い方をしますが、『評価(成績)が他の学生よりも低い学生です』は日々の努力を積み重ねてこなかった学生です。

この層の為に『1人1社』制度を見直しましょうというのがポイント②です。

ポイント③都道府県や関係団体に報告書を送る

ここまででお分かりのように『1人1社』制度の見直しは『努力をした学生にはマイナスで努力をしなかった学生にプラス』になる可能性がある見直しです。

だからこそ今まで問題視されていながらも見直しが進まなかったのだと思っています。

しかしながら昨今、ミスマッチによる早期離職が大きな問題となっています。

早期離職した学生が社会で活躍できない傾向もあり、早期離職を防ぐのは優先課題と言わざるを得ません。

そこで『1人1社』制度の見直しに舵を切るべきなのですが、『都道府県や関係団体に報告書を送る』に留まるのは残念です。

現状『1人1社』制度の見直しはまだ道半ばです。




『努力しなかった学生』に対しての私見

『努力しなかった学生』に対しては恐らく大きなメリットがあります。

文部科学省と厚生労働省の報告書で促している『最初の応募段階から複数社に申し込めるように見直し』は大賛成です。

本来はそれがあるべき姿です、現状の『1人1社』制度が異常だと思います。

一方で『高校やハローワーク経由以外での民間業者を通じた情報収集や就職活動について周知』これは反対です。

ハローワークを経由しない企業を認めることは危険です。

基準の是非はありますがハローワークが取り扱う企業の求人は一定の基準を達している企業です。

この基準に引っかかるような企業は高校生が卒業して働くには相応しくないと思っています。

その最低限のフィルターが外れてしまうような選択肢は必要ありません。

『努力をした学生』に対しての私見

『1人1社』制度の見直しは『努力をした学生』にとってデメリットがあるのではないかと心配の声もあると思います。

現実問題『努力をした学生』は不安でしょう、継続した努力が報われない心配もあると思います。

しかしながら私は『努力してきた学生』に大きなデメリットは恐らくないと思っています。

呼び方や形は変われど『努力した学生』の為の推薦枠は残ると思います。

私は『1人1社』制度の見直しは基本的に賛成の一方で現状の『努力した学生』に対しての『1人1社』制度も賛成です。

『努力した学生』が『ある程度の企業』に採用を約束してもらえる権利はあって然るべき権利だと思います。

なぜならば『努力したから』です。

『1人1社』制度が見直されても『努力した学生』の就職活動はあまり変わらないのではないでしょうか。

暗黙の了解や大人の事情という形で公にならないかもしれませんが、現状のような採用方法は残ると思っています。

前述の通り、学生だけでなく企業側にもメリットはあります。

大学入試も学内推薦はまだまだ残っていると思います、それと同じではないでしょうか。

いつ『1人1社』制度が見直されるかわかりませんが『努力』が無駄になることはないと思います。

『努力している学生』はそのまま『努力する学生』でいれば良いのではないでしょうか。

情報収集だけは怠らないようにして下さいね。

『1人1社』制度見直しのまとめ

・『努力してきた学生』に大きなデメリットは恐らくない
・『努力してこなかった学生』には恐らく大きなメリットがある

『1人1社』制度の見直しが進みますように。




コメント

タイトルとURLをコピーしました