事務職希望者が2017年度有効求人倍率1.5倍を鵜呑みにするのは危険
結論を先にお伝えすると事務職の雇用状況は求職者有利とは言い切れません。
求職者有利の労働市場だからといって安易に退職して後悔する可能性もあります。
2017年有効求人倍率1.5倍
『2017年の有効求人倍率1.5倍』
『2012年度の0.8倍から大きく上昇』
こんな見出しが新聞紙上で掲載されていました。
この数字のみが語られる状況に些か不安を感じています。
有効求人倍率1.5倍、その一方で
『業種に偏り』という文字も記載されています。
ここは見逃してほしくない部分です。
求職者有利の売り手市場と言われて久しいですが『業種に偏り』の部分を抜きにしてはいけないと思っています。
業種間の偏り
少し乱暴な表現をすると人気の業種・職種の有効求人倍率は1倍以下です。
人手不足の業種・職種程有効求人倍率は高いです。
それをひっくるめて全体の有効求人倍率が1.5倍と表現されています。
具体的に数字を見た方が早いと思います。
以下に各業種・職種の有効求人倍率を記載します。
(2012年から2017年の推移を表しています)
保安(警備員や交通誘導員など)
3.52倍→7.23倍
建築・土木・測量技術者(現場監督など)
2.12倍→5.07倍
建設(作業員など)
1.81倍→4.01倍
接客・給仕(外食など)
2.11倍→3.85
介護サービス
(2012年データなし)→3.57倍
商品販売
0.83倍→2.26倍
一般事務
0.18倍→0.35倍
会計事務
0.51倍→0.73倍
営業・販売関連事務
0.64倍→0.89倍
居住施設」・ビルなどの管理
0.53倍→1.07倍
若干区分が良くわからに職種もありますが『事務』の記載がある項目は全て有効求人倍率1倍以下です。
事務職は今も昔も少ない採用枠を取り合う状況
事務系の仕事をしている方が転職を考えると、やはり事務系の仕事を検討するはずです。
その場合有効求人倍率1.5倍を当てにすると厳しい状況に見舞われる可能性があります。
事務職は人気職種です、しかしながら募集が多く出る職種ではありません。
人手不足の業種・職種が軒並み有効求人倍率3倍を超えるなかでも事務職は1倍以下です。
この事実を知らずに安易に転職に踏み込むと社会人人生に大きなマイナスを及ぼす可能性があります。
様々な理由から転職を考えることもあると思います。
その際は有効吸引倍率1.5倍は度外視して検討すべきでしょう。
今の職場に残ることもあなたの人生の選択肢のひとつです。


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