月給が高い企業の求人では必ず以下のことを聞いたほうがいいです。
『基本給はいくらですか』
これだけで十分です。
第一段階として
まともな回答が得られない場合は入社を見送ったほうが無難に思います。
この判断基準は自分で理解できたかどうかでいいと思います。
残念ながら求職者は人事担当者よりも賃金などに関しての知識は低いと思います。
われわれ人事担当者のほうが知識は豊富でしょう、経験も積み重ねています。
いわばプロフェッショナルです。
そんなわれわれが、大事な賃金の部分を求職者にしっかり伝えられないはずがありません。
おそらくは求職者伝えにくい情報があり、濁した説明をした結果求職者が理解できないのでしょう。
誠実さのかけらもない対応に思えます。
第二段階として
本当に基本給が高いのであればこの話は終わりでいいと思います。
おそらくその可能性は低いと思います。
『月給にはみなし残業代が含まれています』
こういった回答が多いと思います。
ここでみなし残業に関して捕捉しましょう
わかりやすくいうと、『みなし残業代』とは予め『このくらいは残業するだろう』という仮定のもと残業代を払うことを約束している賃金です。
よくいえば、残業しなくてもその『みなし残業代』は月給に含まれていますのでも支払われます。
わるくいえば、残業ありきで仕事が成り立っていることになります。
支払う側の企業からすると残業しないのに『みなし残業代』を支払うのは無駄ですよね。
『みなし残業代』が支払われているということは、その分は残業が発生するという裏付けがあるから支払っています。
過去の残業時間を鑑みながら『みなし残業代』は決められます。
『毎月平均10時間残業は少なくとも発生するから10時間はみなし残業代にしても、企業側は損しないだろう。』
わかりやすくいってしまえばこんな感じです。
第二段階に話を戻しましょう
『みなし残業代』というキーワードが出ても即、務める価値がない企業というわけではありません。
この先の話を聞いて判断しましょう。
(1)『みなし残業代』がいったい何時間分を想定しているのか
(2)その想定時間を超えて残業した場合の賃金の扱いはどうなるのか
上記2点の説明が続けてしっかりあれば、話を続ける余地があります。
上記2点の説明がなく『みなし残業代』の件から違う話に切り替えようとしたならば、おそらく入社後に苦労するでしょう。
『みなし残業代』で想定している時間以上働いても残業代を支払っていない可能性があります。
そもそも『みなし残業代』は何時間分に相当するかをしっかり決めて運用するものです。
しっかり定義されているべき時間を伝えないのは不義理ですよね。
おそらく、他社と比較してみなし時間が多いか、みなし時間を超えた労働時間に対しての残業手当を支払うつもりがない(サービス残業にすることが暗黙の了解になっている)などの可能性があります。
第三段階として
伝えられた『みなし残業代』に対しての残業時間と、それを超えた場合の残業代の扱いを自分の指標でしっかり考えましょう。
最終的に重要なのはここです。
ここまでたどり着いた場合は企業側は誠実な対応をしていると思います。
『うちの企業はこういう働き方です、これでよければ入社してください』
こういったことをしっかり伝えてくれています。
あとは自分が何を優先して仕事を選んでいるかでしょう。
『みなし残業代』が出るということは残業ありきだと説明しました。
しかし、残業がない企業はまれではないでしょうか?
残業代をしっかり払う気のない企業も正直あると思います。
しっかりした労働条件が不透明な企業に行くよりも、『みなし残業代』を定義している企業のほうが安心な場合もあります。
どう考えるかはあなた次第です。
しかし求人情報を見て月給が高い企業に無条件で飛びつくのはやめましょう。
なぜ月給が高いのかをしっかり理解してから入社してくださいね。
そろそろこの『みなし残業代』に関してはハローワークあたりではしっかり明記するように企業側に求める動きがあるようですが、企業側の努力義務あたりからのスタートだと思います。
すべての企業が開示するわけだはないと思いますので、しっかり面接の場などで確認してくださいね。
『基本給はいくらですか』
月給表示が高い場合この質問だけでいろいろわかる便利な質問ですよ。
あなたが自分が納得する就職先に巡り合えますように。


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