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2019年新卒採用(就職活動)『学生側有利』に対しての人事採用担当者としての違和感(高校生編)

就職活動(高校生)

2019年新卒採用(就職活動)『学生側有利』に対しての人事採用担当者としての違和感(高校生編)

2019年新卒採用(就職活動)に関しての情報が新聞やネットニュースに掲載されるようになりました。

『2018年新卒と比較して2019年新卒の新卒採用市場はどうなのか』が取り上げられています。

多くの調査で各企業が2018年新卒採用人数よりも2019年新卒採用人数を増やすもしくは変わらないという方針です。

このことから『学生有利』の『売り手市場』との文字が各媒体で露出しています。

これに関して人事採用担当として違和感を感じていますのでお伝えいたします。

結論から言うと高校生においては『学生有利』『売り手市場』というのは当てはまらないと思っています。

高校生の2019年新卒採用(就職活動)に対しての違和感

一番の違和感大学生とは高校生を一緒に語っている、もしくは高校生に関しての情報が少ないことです。

新卒採用(就職活動)というと大学生を対象にしていることが多いです。

まずその時点で違和感があります。

高校生と大学生の新卒採用(就職活動)は明確に違います。
参考:高校生の就職活動スケジュール

それを区別なく表現してる節があるので高校生は特に注意が必要だと思っています。

なぜ『学生有利』『売り手市場』と表現されるのか

まずなぜ『学生有利』『売り手市場』という表現が多くなるかを見てみましょう。

各企業の採用意欲が指標になるケースが多いです。

私は人事採用担当として多くの求人媒体等のアンケートに答えています。

そういった企業の人事採用担当者の声を集約したものが採用意欲の強弱の判断になります。

具体的には2018年新卒採用人数と比較して2019年新卒採用人数をどうする予定かを選択肢の中から選びます。

多くの場合選択肢は以下の通りです
・増やす
・変わらない
・減らす
・未定
・新卒採用はしない

この選択肢の中で
・増やす
・減らす
の回答に注目します。

採用人数を『増やす』と答えた企業と採用人数を『減らす』と答えた企業の差を求めます。

昨今は採用人数を『増やす』企業の方が多いですので基本的にプラスになります。

このプラス幅が大きければ大きいほど『学生有利』『売り手市場』となるわけです。

基本的には各調査とも上記のような結果を指標にしています。

大学生と高校生の数字の違い

では具体的に数字を追ってみましょう。

分かりやすくしたいので端数は5の倍数でまとめてしまっています。

正確な数字とはやや異なりますが全体を掴む上では、わかり易くなっていると思います。

2018新卒採用人数と2019年新卒採用人数を比較して
採用人数を増やす企業の割合15%
採用人数は変更しない企業の割合50%
採用人数を減らす企業の割合5%
採用人数を増やすか減らすかは未定の企業の割合20%
新卒採用はしない企業の割合10%

上記が各企業の大学生に対しての見解です。

一方各企業の高校生に対しての見解は以下の通りです。

2018新卒採用人数と2019年新卒採用人数を比較して
採用人数を増やす企業の割合10%
採用人数は変更しない企業の割合30%
採用人数を減らす企業の割合5%
採用人数を増やすか減らすかは未定の企業の割合20%
新卒採用はしない企業の割合35%

大学生と高校生の数字の違いをしっかり読み解く

端的に言えば採用人数を増やす企業が採用人数を減らす企業と比較して多いです。

『学生有利』『売り手市場』と表現してもいいでしょう。

しかし大学生と高校生の数字の差を比較すると一概に『学生有利』『売り手市場』とはならないと思います。

大学生の場合採用人数を増やす企業と採用人数を変更しない企業の割合を加算すると65%です。

一方で高校生の採用人数を増やす企業と採用人数を変更しない企業の割合を加算しても40%です。

この差は大きいです高校生の場合採用人数を増やすか変更しない企業は世の中の半分に満たない企業数です。

一方採用数を減らす企業と未定の企業は高校生も大学生も変わりません。

変わるのは新卒採用はしない企業の割合です。

大学生が10%であるのに対して高校生は35%です。

高校生の新卒採用(就職活動)において一番多い割合は『新卒採用をしない』

高校生の新卒採用(就職活動)においては世の中の35%の企業が新卒採用をしません。

これは『学生有利』でも『売り手市場』でもないのではないでしょうか?

最初から35%の企業には新卒で就職する可能性がゼロです。

世の中の65%の企業にしか就職できません。

この数字にしっかり気づけていますでしょうか?

前述の高校生の採用人数を増やす企業と採用人数を変更しない企業の割合を加算しても40%という数字と近い数字です。

高校生の新卒採用(就職活動)において『学生有利』『売り手市場』はあり得ない

冒頭にも結論をお伝えしましたが再度結論をお伝えします。

高校生においては『学生有利』『売り手市場』というのは当てはまらないと思っています。

高校生の新卒採用(就職活動)はそもそも厳しいものです。

それをまずは理解した方がいいです。

その上で昨年よりも採用人数を増やす予定の企業が10%程ある程度です。

そもそもの高校生の新卒採用(就職活動)における厳しさを好転させる程ではありません。

高校生の新卒採用(就職活動)は非常に厳しいものだということを自覚すべきです。

高校生の新卒採用(就職活動)に対しての本音

高校生の新卒採用(就職活動)における本音をお伝えします。

繰り返しになりますが高校生の新卒採用(就職活動)は非常に厳しいものだということをあなたもあなたの周囲も自覚して認識すべきです。

勉学や部活で取り組んできた以上の人生最大級の努力をするべきです。

間違っても大学受験で勉強するよりも就職活動の方が楽だと思わないでください。

大学受験は長い人生の中の4年間を決める場です。

もちろんその4年間はその後の人生に大きく影響を及ぼす4年間ですので大学受験は重要です。

しかしながら就職活動は直接その後の人生に影響を大きく及ぼします。

65歳まで働くとすると47年間に及びます。

大学受験以上の努力をすべきだとは思いませんでしょうか?

 

結びとして人事採用担当者そして社会人の先輩さらには人生の先輩として本音をお伝えします。

『私は高卒で働くことは反対です』
(参考:進学か就職を迷う高校生へく

それでも高卒で就職するのであれば、私のサイトの『就職活動(高校生)』カテゴリーをご覧ください。

少し厳しい表現もありますが情報量の少ない高校生の就職活動を支援しているつもりです。

考え方やそれぞれの事情があり高卒で就職するという選択肢も世の中にあることは理解しています。

その際はしっかりと努力を継続してください。

そういった若者ももちろん応援します。

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