就職か進学かを迷う高校生に企業の人事担当者が本音で伝えます
先に結論を申し上げますと、わたしは高校を卒業して就職するのは基本的に反対です。
企業の人事担当者として各企業の実情報を知ることができる立場としての本音です。
大学に進学してから就職したほうがいいと思っています。
批判を覚悟で本音で以下の文章を綴ります。
高校卒と大学卒では企業の扱いが思っている以上に違います
なんとなくみなさん高校卒と大学卒では企業側の扱いも差があるだろうと想像すると思います。
みなさんが想像する以上に差があります。
高校生レベルでの想像をはるかに超えるほどの差があります。
高校卒に期待するものと大学卒に期待するもの
高校卒の社員に期待することは業務遂行力です。
簡単に言うと『指示されたことを指示通りに正確に短時間でこなすこと』です。
工場の単純作業者や事務職の単純作業を想像してください。
一方で大学卒の社員に期待することは自律的行動です。
『自分で考えて行動すること』が求められます。
さまざまな問題を自分で考えて行動して解決していくわけですね。
企画提案営業や業務改善などがその類です。
申し訳ない言い方をすると高校卒には作業者としての期待しかしていないケースが多いです。
高校卒と大学卒の差
上記のように求める能力や役割が明確に異なる場合が多いです。
その先のビジネスパーソンとしての成長にも大きな影響が出ます。
高校卒5年たった23歳と大学卒1年後23歳のビジネスパーソンを比較すると一目瞭然です。
多くの期待をかけられ経験を重ねた大学卒1年後23歳のビジネスパーソンはこの時点でどこの企業でも欲しがるようなビジネ
スパーソンとしての基礎力をしっかり蓄えた存在になります。
一方高校卒の場合は5年の間多くの時間を誰でもできるような単純作業などに費やすためにあまり成長していません。
これはお給料にも明確に差となって現れます。
そもそも高校卒が4年間コツコツと昇給してきた月給と大学卒の初任給を比較して大学卒の初任給のほうが高いことがざらですからね。
高校卒でもおススメの職種-公務員-
それでも高校卒でもお勧めする職種はあります。
まずは公務員ですね。
もちろん大卒のキャリア公務員と比較すると高校卒は上記のような差が出るのは事実です。
しかしながらその差を埋めるだけの恩恵はあります。
雇用意欲の増大や景気の回復などで不況時よりも多少人気がないようですが、世の中の仕事の中でわたしは公務員は最も働く価値のある職だと思っています。
まじめに学生時代を過ごしてきた高校生なら絶対に公務員を志望するべきです。
高校卒でもおススメの職種-小売業と外食産業-
もうひとつは小売りや外食などの大学卒に人気のない職種です。
正直小売りや外食は人手不足です。
高校卒でも大事な戦力です。
業務遂行能力などの単純作業のみを求めてはいません。
どんどん仕事が任されていきます。
若い段階から責任のある仕事ができて成長します。
さらに大学卒に人気のない職種というのは大学卒の人間が入社してきても、高校卒で経験を積んだビジネスパーソンのほうが上です。
高校卒と比較して大学卒が優遇される度合いが少ないです。
そもそも大学卒に人気のない職種は人気のある企業に不採用になった学生が集まる傾向があります。
ハイスペックな人間が入社してくる環境ではないので高校卒でも十分大学卒に対抗できます。
小売りや流通で任される責任のある仕事は大学4年間で蓄積されるものよりもその業界で仕事をする上では勝ります。
ここは他の業種とは大きく違います。
近年の高校生と大学生の就職内定率
高校生の就職内定率が7年連続で上昇しています。
平成4年以来の高水準のようです。
高校生が就職するにはチャンスだという見方もあります。
しかしながら上記のように長い人生を考えると無理してでも大学に進学することをオススメします。
大学4年間で得られるものは大きく、多くの業務遂行を求められる4年間では多くのものは得られないと思います。
どうしても就職という場合は公務員を第一選択肢にしてもらいたいです。
進路を迷うあなたに、企業の嫌な裏側を多く知る人事担当者が伝えます。
あなたは大学に進学した方がいいと思います。


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