破産手続きをした旅行会社の内定者から学んでほしいこと
5日後に社会人になるはずだった50人の内定者に内定取り消しが通告されました。
破産手続を開始した旅行会社の話ですね。
人事の採用担当者として思うことがあるので本音で伝えたいと思います。
社員80人程度の会社に内定者50名ぐらいという事実
人事担当者としてではなくビジネスパーソンとしかなり違和感があります。
一言でいうと無理です。
企業として受け入れられません。
単純計算で1.6人の社員で新卒1人の面倒を見ることになります。
繰り返しますが無理です。
新卒を育成するのは非常に大変です。
この時点で企業としての考え方に違和感を持たなくてはいけません。
初期段階で確認するべき募集人数と従業員数の比較
中小企業の場合は必ず募集人数と従業員数を比較したほうがいいです。
従業員数には非正規社員(パートやアルバイト)は含めない方がいいです。
募集人数に対して従業員が何人いるかによって新卒を何人で育成できる環境かが把握できます。
初期段階で確認するべき募集人数と従業員数の比較で数字がおかしい場合の質問
前述のように1.6人で新卒1人を育成するという計算が成り立った場合は必ず企業側に説明を求めた方がいいです。
『計算すると1.6人に1人の新卒がいることになりますが、どのように育成するのでしょうか?』
この質問だけで十分です。
おそらく納得がいく回答はこないでしょう。
その後この質問をした学生は不合格の通知を受けると思います。
『それでいいんです』
その数字の違和感に気付いた学生は企業としては採用したくないはずです。
『だませない』と判断するはずです。
質問の回答が納得がいく回答だと思った場合
自分で納得がいくと思ったのであればその企業に入社することを止めません。
『それでもわたしはこの企業で働きたい』
『この業界で働ければ満足』
という判断であればそれは個人の考え方なのでいいと思います。
ただし現実として1.6人で新卒を1人育てる環境だということは把握しておいてください。
最後に人事採用担当者の本音
今回の問題はもっと就職活動中の学生に届いてほしいと思います。
新卒での企業選びは多種多様な選択肢がありますが、一度失敗するとその後の人生設計は大きく狂います。
いまの日本ではそれが現実です。
若い世代の方々がしっかりと育成環境の整っている企業に入社して、多くの若者が成長してこれからの日本を支えてほしいと本気で思っています。
もう一度お伝えします。
『あなたの志望先は何人の社員が新卒1人を育成しますか?』
絶対に確認して頂きたいです。


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