野球やサッカーなどのスポーツ関係の推薦で企業に入社する高校生の就職活動
野球やサッカーである程度の実力があり企業に誘われる高校生の話をいたします。
最近知り合いに相談されました。
結論としては『あまりお勧めはしない』です。
あくまで個人的な意見ですが批判を覚悟で本音で語っています。
『なぜスポーツを続けるのか』
『あまりお勧めしない』と言いう表現を使いました。
『お勧めする場合もある』ともいえます。
その違いは以下の問いにしっかりと答えることが出来るか否かです。
『なぜスポーツを続けるのか』
これに対しての回答が明確ならば『お勧めします』。
『なぜスポーツを続けるのか』に対しての明確な回答例
明確に
・プロを目指す
・オリンピックを目指す
・この競技に一生携わる覚悟がある
『なぜスポーツを続けるか』を問いている方の目をみて堂々と言えるか否かです。
上記のような固い意志があるのであれば『お勧めします』
『なぜスポーツを続けるのか』に対しての明確ではない回答例
明確に答えられず
・ここまで頑張ってきたからもう少し頑張って続けたい
・自分が納得するまで続けたい
・せっかく声をかけてもらったから続けたい
・続けられる環境があるのなら続けたい
上記のような理由の場合は潔く線引きすることをお勧めします。
自分でしっかり就職活動をするべきです。
ただ続けたいだけなら大学に行くべきです
スポーツを続けたいだけならば大学に進学したほうがいいと思っています。
もちろんお金もかかるでしょう。
スポーツばかりやってきて勉学に不安もあるかもしれません。
でも続けたいのであれば努力をするべきです。
簡潔に言うと学力で努力することができればお金に関しても都合がつきます。
いろいろ問題になっていますが奨学金という選択肢もあります。
自分に自信がある努力以外も求められます
厳しい言い方をします。
『なぜスポーツを続けるのか』の問いに対して明確な回答が出ない方は甘いと思います。
『自分で自信のある分野で楽をしたい』
批判を覚悟でお伝えすると上記のような感覚を私は受けます。
自分の活躍しやすいフィールドでの努力は可能なのでしょう。
しかし意識的もしくは無意識にそれ以外の分野での努力を避けようとしています。
今まで野球やサッカーなどのスポーツに真剣に打ち込んでたとは思います。
しかしそこに打ち込みすぎて他の分野での努力がおろそかになっているケースが散見されます。
だからこそ今までの努力の延長で済む場所に逃げ込もうとしていませんか?
学生と社会人のスポーツは明確に違います
これまた批判を覚悟してお伝えしますが、スポーツを競技としてただ続けるのは学生までだと思っています。
そこから先はスポーツを職業としていく覚悟をもった方が続けるものだと思っています。
ただ続けるだけではありません、明確な目標に向かって努力を続けることが必要です。
プロでなくアマチュアとして社会人チームに属する場合も同様です。
もちろんただ続けるだけでも努力は必要だと思いますが前述の
・ここまで頑張ってきたからもう少し頑張って続けたい
・自分が納得するまで続けたい
・せっかく声をかけてもらったから続けたい
・続けられる環境があるのなら続けたい
これらの思考は自己満足の域にしか思いません。
おそらく努力が足りず中途半端に幕引きを図ることになるでしょう。
社会人はどんな仕事でも努力を続けています
最前線で商品PRや提案をして努力を続ける社会人が営業職
企業会計で正確迅速な努力を続ける社会人が事務職
顧客対応しながら店舗運営で努力を続ける社会人が販売職
それと同様に
カメラ撮影で努力を続ける社会人がカメラマン
料理で努力を続ける社会人が料理人
スポーツで努力を続ける社会人がプロスポーツ選手
社会に出てスポーツを続けることは働くということです。
その意識がなく『続ける』ことを強く意識しているのであれば『続けない』方がいいと思います。
『ただ続ける』ことの弊害
長い人生を鑑みると明確な目標がない場合高校卒業してスポーツを続けるメリットをあまり感じません。
スポーツ関係で就職すると就職後もスポーツ中心の生活になるでしょう。
その期間はどれほどなのでしょうか?
3年?
5年?
10年?
その間に同世代の社会人は社会人の基礎を固め一人前のビジネスパーソンになっていきます。
後輩を教え、部下を持ち、マネジメントに足を踏み込みます。
その間スポーツ中心の生活をしていて大丈夫ですか?
そのスポーツの世界で一生やっていくほどの努力をしないと取り返しはつかないのではないかと心配しています。
人事採用担当者としてのまとめ
内容的にネガティブな内容になってしまいました。
しかし楽観的にスポーツを『続ける』高校卒の若者がいることも事実です。
中途採用市場でそういった経歴の若者とお会いすることもあります。
残念ながら年相応の言動や立居振舞が出来ない場合が多いです。
話を聞くとやはり明確に何かを目指してスポーツを続けていた訳ではないようです。
『ただ続けていた』というのが本音のようです。
あなたが数年後そうなって困らないことを願っています。
一方で『なぜスポーツを続けるか』に対して明確に回答できる方は応援します。
その想いがあれば、あなたの言葉通りの未来に近づいていけるでしょう。


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